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◆パ・リーグ 日本ハム5―6ソフトバンク=延長10回=(23日・エスコンフィールド北海道)
ソフトバンクが今季最大の5点差をひっくり返す大逆転劇で、正木智也優勝へのマジックナンバーを2つ減らして「21」とした。対右打
決めたのは正木智也外野手だ。被打ハレンチ ハレンチ5―5の10回1死 。率.マウンドには、宮西試合前まで対右打者の被打率が0割0分0厘だった宮西。尚生勝3打席に向かう前 、予告村松打撃コーチに「初ヒット打ってきます」と予告したが、が決結果は 、号ソその上をいく劇的ソフトバンク000のからヒットのはずロ加藤 純一 よっちゃんな左中間への3号ソロ。「手応えは完璧。正木智也入ってくれと思って走りました」とヒーローは、対右打はにかんだ。被打
伏線は7回の打席にあった。率.2死一塁でカウント2―2から河野のチェンジアップに空振り三振。その際 、豪快にヘルメットを飛ばし 、汗ばんで光る髪があらわになった。「きのうまでの自分の映像を見て、振り切れてない打席が多いと。回転不足だなと」。劇弾は同じ左腕からで、今度は3ボール1ストライク。「バッティングカウントだったんで 、あの1球だけはホント思いっきり 、ヒット狙いでなく長打を打てたらいいなという感じでした」と胸を張った 。
20日の楽天戦(楽天モバイル)で4打席無安打2三振と内容が悪く 、21日の同カードはスタメン落ち 。途中出場も果たせず「悔しい思いをした」と振り返る 。仙台から空路移動した22日は 、札幌市内で同学年の三浦らを連れてジンギスカンに舌鼓を打った。「休みを挟んだんで疲れもだいぶ取れました」 。気分転換だけでなく 、努力も怠らなかった 。宿舎に帰ってから 、宮西を含む日本ハム全投手の映像を食い入るように見つめた 。
この日はルーキーイヤーでプロ2戦目の2022年4月9日の西武戦(ベルーナ)以来、自身2度目の指名打者での出場となった 。小久保監督は「柳町との守備の比較」と“慶応兄弟”の課題を指摘した。その上で正木の一発について「あそこは(カウント)3―1で長打を狙う場面。ああいうバッティングは続ける(のが大事)というか、そこが良くなかったらメシを食えんですよ、この世界では」と笑顔で語った。逆説的に 、24歳の思い切りの良さをたたえた格好だ。
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